企画:川名明彦
肺炎は,今後も社会の高齢化を反映して増加し続けると予想されます。肺炎はありふれた疾患で,呼吸器科以外の医師も遭遇し得る一方,専門的な知識も求められ,適切な肺炎診療のあり方を示すガイドラインの必要性は高いといえます。このたび日本呼吸器学会の成人市中肺炎診療ガイドラインが10年ぶりに改定されました。新ガイドラインは,真の意味でのevidence based medicineを実践し,「Minds診療ガイドライン作成の手引き」に準拠するなど新しい考え方が導入されています。それと同時に冊子のページ数は旧版のほぼ倍に増え,短時間でその内容を掴むにはややハードルが高くなったようにも見えます。本特集では,この新ガイドラインのポリシーと内容をコンパクトに解説いただくことを企図し,作成に関わった先生方にご執筆をお願いしました。
Hospital-acquired pneumonia/Nursing and healthcare-associated pneumonia
Kazunori Tomono*
*Infectiron Control Team, Osaka University Hospital, Suita
Keywords: 成人肺炎診療ガイドライン2017,院内肺炎,医療・介護関連肺炎,人生の最終段階,個人の意思の尊重/Clinical practical guideline for pneumonia in adult, 2017,hospital-acquired pneumonia,nursing and healthcare-associated pneumonia,end of life,respect for the will of the individual
呼吸臨床 2018年2巻1号 論文No.e00007
Jpn Open J Respir Med 2018 Vol. 2 No. 1 Article No.e00007
DOI: 10.24557/kokyurinsho.2.e00007
掲載日:2018年1月13日
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