企画:川名明彦
肺炎は,今後も社会の高齢化を反映して増加し続けると予想されます。肺炎はありふれた疾患で,呼吸器科以外の医師も遭遇し得る一方,専門的な知識も求められ,適切な肺炎診療のあり方を示すガイドラインの必要性は高いといえます。このたび日本呼吸器学会の成人市中肺炎診療ガイドラインが10年ぶりに改定されました。新ガイドラインは,真の意味でのevidence based medicineを実践し,「Minds診療ガイドライン作成の手引き」に準拠するなど新しい考え方が導入されています。それと同時に冊子のページ数は旧版のほぼ倍に増え,短時間でその内容を掴むにはややハードルが高くなったようにも見えます。本特集では,この新ガイドラインのポリシーと内容をコンパクトに解説いただくことを企図し,作成に関わった先生方にご執筆をお願いしました。
Ventilator-associated pneumonia
Nobuaki Shime*
*Department of Emergency and Critical Care Medicine, Institute of Biomedical & Health Sciences, Hiroshima University, Hiroshima
Keywords:人工呼吸器関連肺炎,予防,微生物診断,抗菌薬/ventilator-associated pneumonia,prevention,microbiological diagnosis,antibiotics
呼吸臨床 2017年1巻3号 論文No.e00008
Jpn Open J Respir Med 2017 Vol. 1 No. 3 Article No.e00008
DOI: 10.24557/kokyurinsho.1.e00008
掲載日:2017年12月17日
©️Nobuaki Shime. 本論文の複製権,翻訳権,上映権,譲渡権,貸与権,公衆送信権(送信可能化権を含む)は弊社に帰属し,それらの利用ならびに許諾等の管理は弊社が行います。