呼吸臨床

なんでもない日はとくべつな日 ー渡航移植が残したもの


著：大谷邦郎, 青山竜馬

協力：国際移植者組織トリオ・ジャパン

本体価格（税別）：￥ 1,500

発売日： 2018/7/13

仕様：四六判　240頁

ISBN：978-4-89984-171-5

出版社: はる書房






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本の紹介

海外からの患者受入れに異変!? 

「タマキの心臓移植はノープロブレム。元気にして日本へ帰してあげるよ！」。これまで独自のルールで海外からの移植患者を受入れてきたアメリカだが、2012年にそのルール*を廃止していた。アメリカの意図は？　日本からは毎年何人もの子どもがアメリカへ渡る。この先もアメリカは海外からの患者を受入れ続けるのか。日本のとるべき道は……

*5パーセントルール…各施設でおこなわれる外国人患者への移植は、その施設が前年におこなった移植数(臓器ごと)の5パーセントを超えない中でおこなうというもの

目次

はじめに/青山竜馬
本書について――今、書き留めておかねば/大谷邦郎

I.菫ちゃんの死からの決意

1.「名前」の力で繋がる
2.待望の双子の赤ちゃん
3.ただの「風邪」だったはずなのに……
4.菫ちゃんの死が教えてくれた

II.環ちゃんの命を救うために

5.悲しみのなか緊急入院、緊急手術、そして渡航決意
6.生き様が問われる「救う会」の立ち上げ
7.3億2千万円の募金活動開始
8.菫ちゃんが繋いだ、こんな方からも……
9.いよいよ渡米。しかし、搭乗してからも……
10.渡航移植のための、たった一人の女性の大きな存在

III.たくさんの人に支えられて―なんでもない日が愛おしい―

11.奇跡が奇跡を呼ぶことは本当にある
12.シアトルの日本人にも支えられ
13.メディアの力、なくしては……
15.帰国、そして移植の先にあるもの

おわりに――今、思うこと

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