我が国で唯一のPCPを考える研究会として活発な活動を続けてきたPCP研究会（その活動の成果の一つとして単行書籍「ニューモシスチス肺炎のすべて」があることはご存じと思います）も諸般の事情で今年が最終回となり，来る9月29日（土），閉会記念講演会を開催します。この会では，いわば総集編として，現在この病気について判っていることの全てをおさらいし，特に若い人達に聞いて頂こうという趣旨でプログラムを組みました。

　PCPとはいわば免疫の乱れが作り出す病気とも言え，各種抗体製剤などで，免疫調節が意のままに可能となった現在，この問題は新しい相貌を帯びてより切実な課題となって臨床医の前に立ちはだかっています。

　この問題に関心を持つ全ての医師，臨床検査技師にご参加を呼びかけます。最初で最後の会ですのでふるってご参加くださいますようご案内申し上げます。
　なお，事前申し込みは不要です。

日時：2018年9月29日（土）12:50～17:00

場所：第一三共株式会社 東京支店 3階会議室

（東京都中央区日本橋3-14-10）

https://www.daiichisankyo.co.jp/corporate/corporate/office/tokyo_asp.html

東京メトロ　日本橋駅　D1番出口から徒歩5分

JR東京駅　八重洲中央口から徒歩10分

参加費：500円

■プログラム

【基調講演】「ニューモシスチス肺炎研究の変遷と研究会発足の経緯」 JCHO東京山手メディカルセンター　徳田 均

1. 「Pneumocystisの歴史と生物学的特徴」 帝京大学医真菌研究センター　槇村浩一

2. 「PCPはどんな時に鑑別にあがる？」 順天堂大学医学部附属順天堂医院　平井由児

3. 「β－D-Glucanと顕微鏡・遺伝子検査法」医療法人鉄蕉会亀田総合病院　大塚喜人

4. 「Pneumocystisの医療関連感染と制御」名古屋第二赤十字病院　後藤憲彦

【講演第2部】

5. 「HIV PCPの概要」 国立国際医療研究センター病院　菊池 嘉

6. 「non-HIV PCPの概要」 国立がん研究センター東病院　冲中敬二

7. 「抗微生物薬による予防・治療」 京都大学医学部附属病院　松村康史

8. 「ステロイド治療・低用量治療」 医療法人鉄蕉会亀田総合病院　中島 啓

共催：PCP研究会， 第一三共株式会社

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