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企画:楠本昌彦
肺癌のドライバー遺伝子変異に関しては複数が見つかっており,それに対応した分子標的薬は肺癌診療を大きく進歩させつつある。肺癌の遺伝子異常は数多く調べられているが,これらの遺伝子異常とその肺癌が持つ画像的特徴については,まだまだ広く知られる状況にはない。それは,おそらくこれらの遺伝子情報が画像所見と直接結びつかないためと思われる。かといって,まったく無関係であるというのでもなさそうである。今回は,現在よく知られている肺癌の遺伝子異常とその肺癌がもつ画像的特徴について,現時点でどれだけの関連性があるのか,ないのか,ということに力点をおいてそれぞれのエキスパートに概説していただき,そのうえで臨床現場に還元できるところを探っていきたい。
*愛知県がんセンター中央病院外来部/呼吸器内科部(〒464-8681 愛知県名古屋市千種区鹿子殿1-1)
Computed tomography imaging of lung cancer with oncogenic driver mutations: Can we predict somatic mutation status?
Yoshitsugu Horio*
*Department of Outpatient Services, Department of Thoracic Oncology, Aichi Cancer Center Hospital, Nagoya
Keywords:肺癌,ドライバー遺伝子変異,CT,すりガラス陰影,充実結節/lung cancer,driver mutation ,CT,ground-glass opacity,solid nodule
呼吸臨床 2018年2巻8号 論文No.e00051
Jpn Open J Respir Med 2018 Vol.2 No.8 Article No.e00051
DOI: 10.24557/kokyurinsho.2.e00051
掲載日:2018年8月31日
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