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企画:楠本昌彦
肺癌のドライバー遺伝子変異に関しては複数が見つかっており,それに対応した分子標的薬は肺癌診療を大きく進歩させつつある。肺癌の遺伝子異常は数多く調べられているが,これらの遺伝子異常とその肺癌が持つ画像的特徴については,まだまだ広く知られる状況にはない。それは,おそらくこれらの遺伝子情報が画像所見と直接結びつかないためと思われる。かといって,まったく無関係であるというのでもなさそうである。今回は,現在よく知られている肺癌の遺伝子異常とその肺癌がもつ画像的特徴について,現時点でどれだけの関連性があるのか,ないのか,ということに力点をおいてそれぞれのエキスパートに概説していただき,そのうえで臨床現場に還元できるところを探っていきたい。
*1近畿大学医学部外科学講座呼吸器外科部門(〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2)
*2ダナファーバー癌研究所腫瘍内科
*3和泉市立総合医療センター呼吸器外科
The association between patterns of postoperative recurrence and EGFR mutations in lung cancer
Yoshihisa Kobayashi*1,*2, Katsuaki Sato*1,*3, Toshio Fujino*1, Tetsuya Mitsudomi*1
*1Department of Thoracic Surgery, Kindai University Faculty of Medicine, Osaka
*2Dana-Farber Cancer Institute, Department of Medical Oncology
*3Department of Thoracic Surgery, Izumi City General Hospital
Keywords:肺癌,腺癌,術後再発,EGFR,CT/lung cancer,adenocarcinoma,postoperative recurrence,EGFR,CT
呼吸臨床 2019年3巻1号 論文No.e00052
Jpn Open J Respir Med 2019 Vol.3 No.1 Article No.e00052
DOI: 10.24557/kokyurinsho.3.e00052
掲載日:2019年1月7日
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