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企画:小倉高志
最近,特発性間質性肺炎(IIPs)は次の点で注目されています。①IIPsの中でも頻度の高く,難治性といわれている特発性肺線維症(IPF)に対する2つの抗線維化薬(ピルフェニドン,ニンテダティブ)が出現して,IIPsならIPFか,それ以外のnon-IPFかの鑑別がすることが治療選択や予後に大きく影響を与えるようになりました。②無症状で潜在性な間質性肺炎患者が増加している可能性が示唆されています。すなわち,いくつもの成人病のコホート,肺癌やCOPDのCT検診でInterstitial Lung Abnormalities(ILA)を8〜10%に認めて,その一部はIPFに進展する可能性あるという報告がされています。呼吸器内科医すべてが,IIPsの診断,治療にかかわる機会が多くなることが予想されます。今回,IIPs診療の第一線で治療にあたっている専門家にIIPsの最近の診断と治療について解説していただきます。
*関西労災病院放射線診断科(〒660-8511 兵庫県尼崎市稲葉荘3-1-69)
Topics of imaging of idiopathic interstitial pneumonias
Takeshi Johkoh*
*Department of Radiology, Kansai Rosai Hospital, Hyogo
Keywords:原因不明の間質性肺炎,特発性肺線維症,非特異性間質性肺炎,画像診断,高分解能CT/idiopathic interstitial pneumonias,idiopathic pulmonary fibrosis,non-specific interstitial pneumonia,imaging,high-resolution CT
呼吸臨床 2019年3巻10号 論文No.e00039
Jpn Open J Respir Med 2019 Vol.3 No.10 Article No.e00039
DOI: 10.24557/kokyurinsho.3.e00039
掲載日:2019年10月8日
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