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企画:小倉高志
最近,特発性間質性肺炎(IIPs)は次の点で注目されています。①IIPsの中でも頻度の高く,難治性といわれている特発性肺線維症(IPF)に対する2つの抗線維化薬(ピルフェニドン,ニンテダティブ)が出現して,IIPsならIPFか,それ以外のnon-IPFかの鑑別がすることが治療選択や予後に大きく影響を与えるようになりました。②無症状で潜在性な間質性肺炎患者が増加している可能性が示唆されています。すなわち,いくつもの成人病のコホート,肺癌やCOPDのCT検診でInterstitial Lung Abnormalities(ILA)を8〜10%に認めて,その一部はIPFに進展する可能性あるという報告がされています。呼吸器内科医すべてが,IIPsの診断,治療にかかわる機会が多くなることが予想されます。今回,IIPs診療の第一線で治療にあたっている専門家にIIPsの最近の診断と治療について解説していただきます。
*近畿大学医学部呼吸器・アレルギー内科(〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2)
Pulmonary rehabilitation for patients with idiopathic interstitial pneumonia: mainly in idiopathic pulmonary fibrosis
Osamu Nishiyama*
*Department of Respiratory Medicine and Allergology, Kindai University, Faculty of Medicine, Osaka
Keywords:運動療法,間質性肺疾患,呼吸リハビリテーション,特発性間質性肺炎,特発性肺線維症/exercise therapy,interstitial lung disease,pulmonary rehabilitation,idiopathic interstitial pneumonia,idiopathic pulmonary fibrosis
呼吸臨床 2019年3巻3号 論文No.e00045
Jpn Open J Respir Med 2019 Vol.3 No.3 Article No.e00045
DOI: 10.24557/kokyurinsho.3.e00045
掲載日:2019年3月4日
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