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企画:久保田馨
腸内細菌叢の変化が消化管のみならず、様々な全身疾患の発症リスクに関与するとの報告がなされている。免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が肺がん薬物療法の大きな柱になってきた。腸管の無菌状態や抗生剤を投与されたマウスではICIの有効性が消失することや、臨床においても抗生剤を投与されていた患者群でのICIの有効性が低下することが報告されている。マイクロバイオームとICIに関する理解を深める目的で寄稿をいただいた。
*日本医科大学大学院医学研究科呼吸器内科分野(〒113-8602 東京都文京区千駄木1-1-5)
Microbiome and carcinogenesis
Akihiko Miyanaga*
*Department of Pulmonary Medicine and Oncology, Graduate School of Medicine, Nippon Medical School, Tokyo
Keywords:マイクロバイオーム,肺癌,発癌,16S rRNA遺伝子,免疫チェックポイント阻害薬/microbiome,lung cancer,carcinogenesis,16S rRNA genes,immune checkpoint inhibitor
呼吸臨床 2020年4巻1号 論文No.e00094
Jpn Open J Respir Med 2020 Vol.4 No.1 Article No.e00094
DOI: 10.24557/kokyurinsho.4.e00094
掲載日:2020年1月14日
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