12月

• No. 306　人工衛星を用いた地球規模の解析2つ：降雨と植生，河川の変化／週1回のインスリン治療（2024.12.19／石井晴之）
• No. 305番外編　生成AI時代のトップ・ジャーナル・ハック（TJH）（2024.12.12／貫和敏博）
• No. 305　チェックポイント心筋炎の免疫応答／合成サプレッサーT細胞による免疫制御／出生前検査による母体癌の偶発的発見（2024.12.10／TK）
• No. 304　シングルセル解析をマスターすれば電子医療記録を用いたビッグデータ解析にも役立つかも／腸上皮幹細胞の機能維持にはメカノセンシングが不可欠／小児肺炎球菌ワクチンの投与量は節約できるか？（2024.12.5／後藤慎平）

11月

• No. 303　The Human Cell Atlasのお披露目／腫瘍関連マクロファージ由来のPlatelet factor 4が制御性T細胞を活性化する／外科的ドレナージと中硬膜動脈塞栓術の併用による慢性硬膜下血腫の再発抑制（2024.11.28／小山正平）
• No. 302　肺癌にKEAP1やSTK11に変異があるとPD-1/PD-L1阻害薬に抵抗性でCTLA-4阻害薬の併用のメリットがある／Long Covidにおける男女差と免疫機能／肺移植の総説（2024.11.25／鈴木拓児）
• No. 301　大規模癌ゲノム解析による難治がんecDNAの本態／WDS：C-LTMRの感覚情報が体幹回旋反応を惹起／“Long Covid“をどう定義する？（2024.11.14／貫和敏博）
• No. 300　東南アジア人集団で選択された感染抵抗性遺伝子／原子間力顕微鏡を駆使したMRSAの耐性機構の解明／医師の燃え尽き症候群を防ぐために（2024.11.6／南宮湖）

10月

• No. 299　PACSによる肺線維化進行のメカニズム／腫瘍細胞のリプログラミングによる免疫療法／新規非小細胞肺癌治療（2024.10.31／坂上拓郎）
• No. 298　間欠的なダイエットは動脈硬化を悪化させる／免疫チェック阻害薬の効果を左右するエピジェネティックス／限局期小細胞肺癌の補助療法（2024.10.21／TK）
• No. 297　ストップコドンを読み飛ばす薬の薬効予測／γδT細胞の臨床応用／「やせ薬」で閉塞性睡眠時無呼吸症候群を治療できる？（2024.10.10／後藤慎平）
• No. 296　腸内細菌カクテルを用いた炎症性腸疾患加療の可能性／難治性潰瘍性大腸炎に対する新たな治療標的（2024.10.4／小山正平）

9月

• No. 295　RASの発現量が細胞老化か癌化へ影響／汎KRAS変異標的分解治療／長期酸素療法は1日15時間で十分か（2024.9.27／鈴木拓児）
• No. 294　肺CD8+T cell – macrophage axisとは？／Tartrazineは皮膚組織の光散乱吸収，屈折率変化でマウス内臓を透過視／年2回投与抗IL-5抗体の喘息治療（2024.9.19／貫和敏博）
• No. 293　プラセボ鎮痛の神経メカニズム／近未来のスマートマスク／途上国における未就学児の死亡を防ぐアジスロマイシンの配布（2024.9.5／坂上拓郎）

8月

• No. 292　ILC2由来のLIFが組織免疫と全身免疫を調節／術後の呼吸不全はγδT細胞からの好酸球炎症が関与／化学放射線治療後のオシメルチニブ併用療法（2024.8.28／石井晴之）
• No. 291　免疫細胞の進化／胎児期の飢餓は成人後の2型糖尿病を誘発する／ロングCOVIDは最近減っている？（2024.8.21／TK）
• No. 290　抗IL-11治療は不老不死の薬？／SARS-CoV-2感染が引き起こす気道上皮細胞死／ポドサイト障害と連動する自己抗体（2024.8.7／後藤慎平）
• No. 289　癌免疫療法の効果を阻害する新たなCD4陽性T細胞／グルカゴン様ペプチド-1（GLP-1）受容体作動薬による満腹感誘導のメカニズム／代謝障害関連脂肪肝炎/肝線維化に対するGLP-1受容体作動薬の有効性（2024.8.1／小山正平）

7月

• No. 288　肺胞線維芽細胞の肺の役割／米国100万人退役軍人プログラム研究／Covid-19 に対する曝露後予防内服の効果（2024.7.29／鈴木拓児）
• No. 287　義肢機能向上への残存筋求心性情報活用／変異IDHは自然免疫系をmethylationで回避／新規抗RSV抗体の臨床的意義は？（2024.7.20／貫和敏博）
• No. 286　SARS-CoV-2ヒトチャレンジ実験／緑膿菌は歴史的にどのようにヒト・人間社会に適応してきたか／牛由来の高病原性インフルエンザからのパンデミックの可能性（2024.7.17／南宮湖）
• No. 285　試験の前には眠るべし！／2型自然リンパ球の新規制御機構／COPDに対するDupilumab（2024.7.4／坂上拓郎）

6月

• No. 284　造血維持しながら造血幹細胞移植が可能／非小細胞肺癌の治療にJAK阻害薬を併用する意義／挿管前の呼吸管理にはNPPVがよいかも（2024.6.25／石井晴之）
• No. 283　タンパク質構造解析ツールの進化版／経静脈的な肺内幹細胞の遺伝子修復／肺機能予測式における人種による調整（2024.6.18／TK）
• No. 282　シングル核遺伝子発現解析や空間トランスクリプトームを用いた疾患病態の解明／KRAS変異癌のシグナル伝達経路は意外とわかっていなかった？／希少疾患の診断のための全ゲノムシーケンスの意義（2024.6.13／後藤慎平）

5月

• No. 281　肺の新知見：新たな気道上皮再生の幹細胞hillock（小丘）とは／心不全によるマクロファージを介した多臓器合併／COPDと喘息の早期診断と治療の効果（2024.5.31／鈴木拓児）
• No. 280　DRG感覚神経細胞クラスターの圧・温・触受容体情報と統合感情／ヒト大脳皮質電顕像のAI再構成／肺癌周術期免疫・化学療法臨床試験（2024.5.24／貫和敏博）
• No. 279　COVID-19における小児と高齢者の鼻腔上皮細胞の決定的違い／SSIは皮膚のマイクロバイオームが原因であった／食物アレルギー治療薬としてのオマリズマブ／インフルエンザ山形系統の終焉がワクチンデザインを変える（2024.5.20／南宮湖）
• No. 278　ステロイドが抗炎症作用を発揮する新規メカニズム／プチ断食がサルコペニアを予防する／マラリアを予防するモノクローナル抗体（2024.5.10／坂上拓郎）
• No. 277　ネクロプトーシスを標的とした重症インフルエンザ治療／がん免疫にも重要なビタミンD／GLP-1受容体作動薬は心不全にも効果あり（2024.5.3／石井晴之）

4月

• No. 276　アポトーシス細胞を貪食したマクロファージにおける転写調節／免疫応答の性差／ALK陽性肺癌の術後補助治療（2024.4.16／TK）
• No. 275　骨髄における各種造血プロセスの可視化／BCGによる牛結核の予防戦略／ホルモン受容体陽性の早期乳癌に対するリボシクリブと内分泌療法の併用のエビデンス（2024.4.4／小山正平）

3月

• No. 274　ヒト肺腺癌の単一細胞解析で明らかになった発癌前にみられる新規細胞集団／急性ストレス後の恐怖記憶の普遍化のメカニズム／抗IL-23自己抗体による免疫不全症（2024.3.27／鈴木拓児）
• No. 273　40Hz光・音刺激が脳脊髄液灌流を促進／発声が呼気相になる理由／頸動脈Plaque中のnanoplasticsと循環器疾患（2024.3.16／貫和敏博）

2月

• No. 272　喫煙と獲得免疫／喫煙と肺癌リスクの免疫遺伝学的基礎／自己免疫疾患に対するCAR-T療法（2024.2.29／坂上拓郎）
• No. 271　細胞外マトリックスが肝癌促進にも影響／COPDを寛解させる？肺幹細胞移植への期待／電子たばこシステムで禁煙指導（2024.2.25／石井晴之）
• No. 270　未培養微生物の新規遺伝子ファミリー／肺癌の形質転換／乾癬に対する経口ペプチド製剤（2024.2.15／TK）
• No. 269　マイクロバイオームは細菌叢だけじゃない！就学前喘息に腸ウイルス叢も相関／エピジェネティック制御による先天性横隔膜ヘルニアの治療モデル／CRISPRによる遺伝性血管性浮腫の第I-II相臨床治験（2024.2.10／後藤慎平）
• No. 268　妊娠悪阻の発症メカニズム／血液を用いたがん検診の現状／多発性骨髄腫に対する新たな併用治療のエビデンス（2024.2.1／小山正平）

1月

• No. 267　新規クラスの抗生物質／リキッドバイオプシーの精度向上／Covid-19新薬（2024.1. 25／鈴木拓児）
• No. 266　Immune Dictionaryとは？in vivo cytokine免疫反応／腫瘍組織好中球が腫瘍増殖に関与？／Subclinical AfへのApixabanとEdoxaban臨床試験（2024.1. 18／貫和敏博）
• No. 265　AIロボットを用いる気管支鏡／ヒト胎児肺を用いて肺における免疫細胞の発生を解き明かす／医師は何のために「労働」するのか？（2024.1. 16／南宮湖）

12月

• No. 264　糖尿病でコロナが重症化するわけ／ステロイド抵抗性喘息を克服する／世界の常識；医療者は気候変動にも注意を向けよう！（2023. 12. 28／坂上拓郎）
• No. 263　腎障害をおこす腫瘍関連ホルモン／タバコが結核にも悪い理由／遺伝子組み換え型インフルエンザワクチンは有効（2023. 12. 26／石井晴之）
• No. 262　血漿中プロテオーム解析／リボソーム障害による肥満と老化／1 型糖尿病の新たな治療（2023. 12. 14／TK）
• No. 261　気道マイクロバイオームでARDSと院内肺炎を鑑別／融合蛋白質でファーストインクラスの抗癌薬を発明／治療抵抗性小細胞肺癌に対する新規治療薬Phase 2臨床治験（2023. 12. 6／後藤慎平）

11月

• No. 260　細胞外マトリックスが遺伝子変異によるがんの発生・浸潤を制御する／モルフォゲンによる弾性や粘性の変化が組織の形態形成に関わる／EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌に対するオシメルチニブと化学療法の併用効果（2023. 11. 30／小山正平）
• No. 259　SARS-CoV-2のモルヌピラビル関連遺伝子変異／ミトコンドリアのグルタチオン調節機構／RET融合遺伝子陽性非小細胞肺癌に対するセルペルカチニブ一次治療（2023. 11. 22／鈴木拓児）
• No. 258　迷走神経刺激誘発失神のモデルマウス？／初のヒト脳3D発現遺伝子アトラス－不思議なSplatter superclusterとは／IgA腎症への抗体療法？－APRILの機能と抑制（2023. 11. 15／貫和敏博）
• No. 257　Long COVIDの免疫プロファイル／今回のMpox流行は人畜共通感染症ではなく，APOBEC3の影響を受けたヒト・ヒト感染によるものであった／人工呼吸器関連肺炎予防のための先制吸入抗菌療法（2023. 11. 8／南宮湖）
• No. 256　新規計算論的アプローチで流行前に変異株を推定する／スタチンと鉄欠乏性貧血／患者血漿でCOVID-19を治療する（2023. 11. 3／坂上拓郎）

10月

• No. 255　がん治療薬候補のポルチミン／セミから生態系を考える／関節形成術の予防投与にバンコマイシンは不要（2023. 10. 26／石井晴之）
• No. 254　ブタドナーの臓器移植／細菌でCAR-T細胞を腫瘍へ誘導／結核性髄膜炎のステロイド（2023. 10. 18／TK）
• No. 253　AHR活性化による肺内皮細胞のバリア機能／肝細胞由来のCYR61はマクロファージを介してNASH線維化を促す／厳格な血糖コントロールはICUの治療アウトカムに影響せず（2023. 10. 5／小山正平）

9月

• No. 252　なぜがんの骨転移は椎骨に多いか？椎骨に特異的な骨幹細胞の同定／ミトコンドリア電子伝達系操作によるコハク酸とエピゲノムを介した抗腫瘍免疫強化／COVID-19外来患者への吸入ステロイド治療は有効か？（2023. 9. 28／鈴木拓児）
• No. 251　最適化mRNA製剤のAI algorithm（CAI/MFE）とは？／Microglia synaptic pruningは本当か？／NASH治療へのFGF21製剤臨床試験（2023. 9. 21／貫和敏博）
• No. 250　COVID-19疾患感受性遺伝子の最終報告／Th17細胞を制御する脂質の同定／やせ薬としてのGLP-1受容体作動薬（2023. 9. 19／南宮湖）
• No. 249　免疫現象が行動をコントロールする−免疫-神経軸の発見−／コロナの吸入薬を開発する／遺伝子編集による鎌状赤血球症治療（2023. 9. 6／坂上拓郎）

8月

• No. 248　善玉菌製剤の産業的生産／細菌でがん細胞のDNAをゲットする／認知症予防のダイエット（2023. 8. 23／TK）
• No. 247　無症候性SARS-CoV-2になりやすいHLAタイプ－方法論に注目／がんの神経内分泌細胞化を防ぐ治療標的／ビデオ喉頭鏡と直接喉頭鏡の比較（2023. 8. 10／後藤慎平）
• No. 246　乳がん発症に関わる遺伝子変異の軌跡／アルツハイマー病の新規治療標的TRIM11／多発性骨髄腫に対するBCMA CAR T細胞療法のエビデンス（2023. 8. 4／小山正平）

7月

• No. 245　低たんぱく質食による腫瘍関連マクロファージのリプログラミング／人間の骨格についての遺伝子解析／2 型炎症を伴う慢性閉塞性肺疾患に対するデュピルマブ治療（2023. 7. 28／鈴木拓児）
• No. 244　VTA（腹側被蓋野）での2系統neuro-transmitterによる強力なDopamine増強機構：脳内の神経核でのCRISPR-Cas手技／心房細動病態形成関与のSPP1（オステオポンチン）とCCR2／肺癌術後Adjuvant療法としてのOsimertinib最終報告（2023. 7. 21／貫和敏博）
• No. 243　炎症の延焼を食い止めろ！－細胞死の際のDAMPs放出を抑制する抗体－／ICSの効かない喘息をどうするか？－新たな標的としてのNET－／抗IL-23抗体の有害事象は？－潰瘍性大腸炎の第三相試験よりー（2023. 7. 6／坂上拓郎）

6月

• No. 242　紫外線曝露での悪性転換メカニズム／脳動脈瘤も内科的治療へ？！／より良い移植GVHDの予防治療（2023. 6. 28／石井晴之）
• No. 241　腫瘍内不均一性の統合解析／全身性細胞レベルの加齢アトラス／慢性硬膜下血腫の内科治療（2023. 6. 21／TK）
• No. 240　緑膿菌の全身播種を制御するsmall RNA／低酸素による気道疾患増悪のメカニズム／心停止後ドナーからの心臓移植の臨床成績（2023. 6. 15／後藤慎平）
• No. 239　新規panKRAS inhibitorの登場／神経細胞の一次繊毛がサーカディアンリズムを制御する／ホルモン受容体陽性乳癌の二次治療におけるAKT阻害薬のエビデンス（2023. 6. 8／小山正平）
• No. 238　がん悪液質における筋萎縮の新規メカニズム／エンドサイトーシスではなくエクトサイトーシス（エクトゾーム）によるT細胞受容体の運命／重症市中肺炎に対するステロイド（2023. 6. 2／鈴木拓児）

5月

• No. 237　fMRI脳科学-新規ホムンクルスそして？／GWASのCREの意味づけ-STING-seqとは？／PD-1 agonistが関節リウマチに有効？（2023. 5. 25／貫和敏博）
• No. 236　ヒトゲノム2.0／LTBIを活動性結核に進展させない免疫細胞／ピーナッツアレルギーを塗って治す（2023. 5. 19／南宮湖）
• No. 235　寿命を延ばす！－転写伸長速度とヒストン－／ここまでやるか介入研究‐喘息症例の気道で起きている事／COVID-19に対するBCGワクチンの二重盲検試験（2023. 5. 10／坂上拓郎）
• No. 234　乳酸が細胞周期の調整役だった：（補）肺癌TRACERxの5報／特発性肺線維症の病因となる細胞集団／RSウイルスワクチンは有用性あり（2023. 5. 8／石井晴之）

4月

• No. 233　膵臓癌のポリアミン合成／皮膚常在菌を塗る癌免疫治療／輸血製剤の性差／PM2.5曝露量と死亡率（2023. 4. 18／TK）
• No. 232　PM2.5による炎症が肺腺癌を引き起こす／線維化を促進するマクロファージの同定／第三世代CAR-T療法による固形癌の臨床治験（2023. 4. 12／後藤慎平）
• No. 231　バクテリアによる選択的な蛋白質の細胞内デリバリー／痛みによってもたらされる多様な免疫細胞応答／ヘリコバクタ―ピロリとgermline相同組換え遺伝子変異の併存による胃癌リスク（2023. 4. 6／小山正平）

3月

• No. 230　ミトコンドリアの形態・分布・機能の連動から分類される非小細胞肺癌／進化的に保存された共感・情動伝染におけるオキシトシンの役割／コーヒーは健康に良いのか？（2023. 3. 29／鈴木拓児）
• No. 229　Mitochondriaの新たな炎症機序にFumarateが関連？／ショウジョウバエ脳神経系の全体像connectomeの衝撃／Integrated stress responseとしての神経変性疾患理解-認知症の治療薬はISRIB？（2023. 3. 23／貫和敏博）
• No. 228　ダウン症に潜む免疫学的機序の解明／mRNAワクチン3回目接種ではIgG4が増加する／結核の2カ月短期治療（2023. 3. 19／南宮湖）
• No. 227　大豆と鰹節で膵癌を治療する／合成化合物でアナフィラキシーを防ぐ／ツツガムシ病治療の二重盲検試験（2023. 3. 8／坂上拓郎）
• No. 226　COVID-19感染はインフルエンザワクチン接種にも影響あり／歯周病って関節リウマチも悪化させる／パーキンソン病治療の新たな試み（2023. 3. 2／石井晴之）

2月

• No. 225　CyTOF解析による肺腺癌5型とその予後予想／CD5？実は抗腫瘍免疫におけるCD5陽性樹状細胞が重要／アミノ酸変異導入RSVワクチンを用いた高齢者臨床試験（2023. 2. 22／TK）
• No. 224　希少細胞を狙い撃ちでシングルセル解析／肺上皮由来の補体因子C3の新しい役割を発見／インターフェロン・ラムダの臨床治験（2023. 2. 16／後藤慎平）
• No. 223　セリン補給による糖尿病性神経障害の予防戦略／がん細胞の免疫回避におけるCSDE1の役割／COVID-19に対する新規の経口治療薬VV116（2023. 2. 10／小山正平）
• No. 222　ヒトのセリン/スレオニン・キナーゼのリン酸化基質の全貌／ワクチンにおけるリンパ節内での抗原の安定性と抗体産生の関係／早期体外循環式心肺蘇生は有効か？（2023. 2. 3／鈴木拓児）

1月

• No. 221　脊髄Locomotionリズムの真の実態／Piezo2遺伝子GOF変異による拘縮は介入可能？／肝内胆管癌FGFR2 fusion変異陽性への非可逆阻害剤Futibatinib（2023.1. 23／貫和敏博）
• No. 220　やはりCOVID-19流行で超過死亡は増加／マクロファージによる肥満の記憶〜覆水盆に返らず／ICU入室者のせん妄に対するハロペリドールの効果（2023.1. 11／坂上拓郎）

12月

• No.219　腸内細菌叢が運動のモチベーションも支配／体を消せる蛙の仕組み／難治性食道炎の新たな治療法（2022.12.28／石井晴之）
• No.218　オミクロン株の病原性や感染性／CAR-T治療を強化するIL-2サイトカイン回路／二重特異性抗体の効果と今後の課題（2022.12.21／TK）
• No.217　好中球フェロトーシス阻害による抗腫瘍免疫の増強／囊胞性線維症治療薬がARDS治療に役立つ？／進行メラノーマに対するTIL療法の効果（2022.12.14／後藤慎平）
• No.216　シングルセルシークエンスによって明らかになった腫瘍関連好中球のサブセット／細胞間コミュニケーションの軌跡を生体内で辿る画期的技術／パーキンソン病に対する早期の鉄キレート剤による介入は症状を悪化させる可能性（2022.12.8／小山正平）

11月

• No.215　腸内細菌叢による食物繊維と胆汁酸と2型炎症の連関／既知の20種類全てに対応したインフルエンザ万能mRNAワクチン／米国学校で証明されたCOVID-19に対するマスク着用の効果（2022.11.30／鈴木拓児）
• No.214　PD-L1＊PD-1への介入は免疫監視増強で抗老化効果／抗老化物質SpermidineはMTP活性亢進でリンパ球疲弊改善／Long Covid関与のCCL11と活性化Microglia（2022.11.16／貫和敏博）
• No.213　COVID-19重症化に自己抗体の産生が関与／てんかんに新たな遺伝子治療：発火抑制機構を導入／mRNA-1273ワクチンは幼少時にも有用（2022.11.10／石井晴之）
• No.212　腸内細菌に対する免疫寛容を誘導する仕組み／癌化を促進する腸内細菌が産生する遺伝毒性物質の同定／大腸内視鏡検査による検診を一度だけ勧める効果（2022.11.04／坂上拓郎）

10月

• No.211　抗生物質の併用は細菌感染治療に本当に有効か？／嚢胞性線維症の画期的新薬の作用機序をクライオ電顕で解き明かす／SARS-CoV-2ワクチン接種後の心筋炎に自己抗体が関与する（2022.10.28／南宮湖）
• No.210　無胸腺ラット脳に移植したヒト皮質オルガノイドによる神経構築／結核菌が宿主免疫応答を回避する仕組み／心血管疾患スクリーニングの有用性（2022.10.19／TK）
• No.209　PD-1阻害と改変型IL-2のシナジー効果でT細胞疲弊を克服する次世代がん免疫療法／がんと感染症のCRISPRスクリーニングでライソソーム関連の新規機能分子を同定／オミクロン株対応型2価ワクチン（2022.10.12／後藤慎平）
• No.208　がん関連線維芽細胞の由来と制御／Long COVIDのマウスモデルから得られる病態の理解／肺機能正常の有症状の喫煙歴経験者に気管支拡張薬は無効（2022.10.6／小山正平）

9月

• No.207番外編　研究活動の「Flow」とEffort評価（2022.9.30／貫和敏博）
• No.207　日本発のCOVID-19のホストゲノム研究／ハムスターがLong COVIDの動物モデルになる／多剤耐性結核に対するリネゾリドの最適量・最適投与期間（2022.9.30／南宮湖）
• No.206　COVID-19腸炎にも関連するトリプシンを分解する共生細菌の同定／コレステロール濃度を感知してmTORC1を活性化するリソソーム蛋白質LYCHOS／心筋梗塞後の二次予防に有効なポリピル（2022.9.22／鈴木拓児）
• No.205　褐色脂肪細胞の新規イノシンthermogenesisシグナル／大脳皮質前頭葉増殖関与のTKTL1（トランスケトラーゼ）アミノ酸変異と現生人類／抗BDCA2抗体LitifilimabのSLE臨床試験（2022.9.15／貫和敏博）
• No.204　単一細胞の経時的なトランスクリプトーム記録を可能にする新規技術／やはり武漢から生じたSARS-CoV-2パンデミック／国際的に懸念されるサル痘症例（2022.9.1／坂上拓郎）

8月

• No.203　がん治療に低温環境が有効？！（BAT活性でがんエネルギー収奪）／光合成on/off効率アップで収穫高もアップ／COVID-19にイベルメクチンは無効（2022.8.24／石井晴之）
• No.202　AKTによるCoA合成／蛋白質ナノ粒子による新型コロナワクチン／抗体療法によるマラリア予防（2022.8.10／TK）
• No.201　間質細胞のYAP/TAZが若返りの秘訣？／装着可能で長時間つけっぱなしにできる超音波機器の登場／ホジキンリンパ腫の1st line化学療法（2022.8.8／後藤慎平）

7月

• No.200　腸内細菌は宿主の中で進化する／David Schwarzのグループから－IL-6による末梢気道上皮の流動化がリモデリングを促進する―IPFの胸部CT像細気管支拡張の機序か？／BNT162b2ワクチンは小児のオミクロン予防に有効（2022.7.28／小山正平）
• No.199　合成サイトカインと合成受容体を用いたT細胞による癌免疫治療／加齢に伴うモザイク状Y染色体欠損による心不全と線維化のメカニズム／KRAS^G12C変異陽性非小細胞肺癌治療（2022.7.20／鈴木拓児）
• No.198　7500例のWGS/TWASで列挙されるコロナ感染重症化23 variants／創傷治癒ST解析が明らかにするγδT細胞・IL-17A・mTOR・HIF-1α軸の新規メカニズム／SNS時代のワクチン忌避と対応（2022.7.15／貫和敏博）
• No.197　コロナ後遺症の心腎連関／インフルエンザ感染後の肺胞マクロファージの入れ替わり／敗血症性ショック患者に対する制限輸液vs.標準輸液（2022.7.9／南宮湖）

6月

• No.196　心肺を制御する自律神経回路の解明／過剰なTNFが抗酸菌感染症を悪化させる機序とメトホルミンの可能性／ビタミンCは敗血症の予後を改善させない（2022.6.30／坂上拓郎）
• No.195　ワクチン接種率向上には重要なことは？／地球温暖化からイネを守る遺伝子／大腸癌術後のctDNA指標に基づく補助化学療法（2022.6.23／石井晴之）
• No.194　加齢による肺転移の促進／明るい間に腹八分目／抗体療法によるコロナ予防（2022.6.15／TK）
• No.193　M.abscessusはファージで治せるかも／肺ペストの特効薬か／ネオアンチゲン反応T細胞による癌治療（2022.6.8／後藤慎平）
• No.192　腫瘍特異的に集積する制御性Ｔ細胞のマーカー／抗原によらずCD8陽性Ｔ細胞の活性化を制御するシステム／ホスホジエステラーゼ4B阻害薬はIPFに有効（2022.6.3／小山正平）

5月

• No.191　老齢神経を若返らせる方法／モデルナワクチンとファイザーワクチンの違い／豚からヒトへの臓器移植（2022.5.26／鈴木拓児）
• No.190　TMPRSS2を阻害する新規SARS-CoV-2阻害薬／組織横断的なヒト免疫細胞アトラス／多剤耐性HIV-1感染に効く新規機序の抗HIV-1薬（2022.5.25／南宮湖）
• No.189　動脈壁プラーク形成に見られる末梢神経端末の機能は？／加齢肺の細胞・免疫変化と呼吸器疾患／円形脱毛症にJAK阻害薬が有効（2022.5.12／貫和敏博）
• No.188　体細胞変異率と寿命は逆相関／癌の遺伝子変異パターン／夕食は早めに摂るべきか（2022.5.8／TK）
• No.187　遺伝 vs.環境，腸内細菌叢を形作るもの／変異導入による段階的なメラノーマ発生モデル／4回目のコロナワクチン効果（2022.5.5／坂上拓郎）

4月

• No.186　肥満による炎症性疾患にはPPARγアゴニスト／mTORC1選択的阻害が脂肪肝に有効／経口ニルマトレルビルのCovid-19外来治療効果（2022.4.20／石井晴之）
• No.185　ペプチドを用いた画期的去痰剤の誕生？／マカクザルの肺疾患モデル-肺胞形成障害をscRNAseqで解析／COVID-19罹患後のコロナワクチンは有効（2022.4.6／後藤慎平）

3月

• No.184　T細胞がもつアンドロゲン受容体が抗腫瘍免疫にブレーキをかける／ナイアシンは脳内異物の掃除屋ミクログリアに働きかけてアルツハイマーを防ぐ／ヒドロコルチゾン治療は超未熟児の気管支肺異形成症発症を十分には抑えられない（2022.3.30／小山正平）
• No.183　COVID-19ワクチンによる抗体反応とは異なるオミクロン変異株への細胞性免疫反応／COVID-19ワクチンの3回目は2回目までと同じワクチンが良いか異なるものが良いか／Wilson病にも関連する新たな細胞死のメカニズム「銅によるCuproptosis」（2022.3.23／鈴木拓児）
• No.182　癌細胞IDO1強発現によるtryptophan枯渇の顛末／OpenCell?-米国IT大企業が情報生物学を牽引する／小児結核４カ月短縮治療・癌組織scRNA論文紹介（2022.3.17／貫和敏博）
• No.181　肺の細菌叢が脳の炎症を制御する／小惑星「リュウグウ」からの贈り物／重症患者に対する輸液は生理食塩水でも良いのか（2022.3.11／南宮湖）
• No.180　焼肉を食べると愛を告白したくなるわけ／耐性菌の出現をデータ駆動型医療で抑える／リアルワールドでの思春期児に対するコロナワクチンの効果（2022.3.2／坂上拓郎）

2月

• No.179　COVID-19小児で軽症が多い理由ーその本質は?／SARS-CoV-2既感染者におけるワクチン接種の免疫応答／COVID-19経口治療薬のモルヌピラビル（2022.2.15／石井晴之）
• No.178　ペット犬の壮大な加齢研究ーそのProtocolは？／ウイルスの病原性と感染性ーHIVにみる新知見／モルヌピラビルに重大な懸念／βサラセミアの遺伝子治療（2022.2.9／TK）
• No.177　オミックスと機械学習で治療効果予測／広範囲のコロナウイルスに効く中和抗体／外来患者へのレムデシビル投与で重症化予防（2022.2.3／後藤慎平）

1月

• No.176　cGAS-STING経路の阻害によってSARS-CoV-2による過剰な組織障害が抑制される／EBウイルス感染と多発性硬化症の濃厚な因果関係が明らかに／HER2陽性非小細胞肺癌に対する抗HER2抗体薬物複合体の有効性と安全性（2022.1. 26／小山正平）
• No.175　動物の体の大きさや寿命と発癌リスクは関連するか？ピートのパラドックスの検証／嗅覚受容体が動脈硬化に関係する／ファイザーとモデルナの新型コロナウイルスワクチンの比較（2022.1. 20／鈴木拓児）
• No.174　染色体病「がん」の姿-ecDNA hubとは？／心筋線維症へのin vivo CAR-T療法-mRNAワクチンの次は？／炎症でも感染症でも惹起されるconfusion（2022.1.13／貫和敏博）

12月

• No.173　COVID-19疾患感受性遺伝子探索に向けた加速する国際共同研究／スマホで出来る高精度SARS-CoV-2同定／アストラゼネカ社ワクチンの有効性と安全性（2021.12. 24／南宮湖）
• No.172　LC-SCRUMによる新規非小細胞肺癌ドライバーの同定／ゲノム編集による治療を臓器特異的，病態特異的に届ける／コロナワクチン免疫の経時的な減衰（2021.12. 15／坂上拓郎）
• No.171　ヘルプラインデータを用いたメンタルヘルス解析／mRNAコロナワクチンの免疫記憶の持続性／mRNAコロナワクチン接種後の心筋炎（2021.12. 9／石井晴之）
• No.170　KRAS（G12C）阻害薬の耐性変異／ウイルス感染症のファクターX／von Hippel–Lindau病の第2相試験（2021.12. 1／TK）

11月

• No.169　新型コロナウイルスへの中和抗体をFc領域の改変により強化／sotrovimabによる早期治療介入試験／脱メチル化したCAR-T療法で癌への奏功性を高める（2021.11. 24／後藤慎平）
• No.168　脂肪酸のバランスが腫瘍増殖を修飾する／Levy小体型認知症の病態には自己免疫が関与する／化学療法とペムブロリズマブ併用は子宮頸癌に対しても有効（2021.11. 17／小山正平）
• No.167　癌の老廃物からL-アルギニン産生可能なプロバイオティック大腸菌による癌免疫治療／ネアンデルタール人由来のCOVID-19重症化に保護的な関連遺伝子OAS1の抗ウイルス機能分子メカニズム／気管支喘息の新たな生物学的製剤・抗IL-33抗体（2021.11. 10／鈴木拓児）

10月

• No.166　足三里鍼灸治療のサイエンス？-Vagal-Adrenal axis／赤血球膜TLR-9の生理的意義−ヘモグロビン運搬以外の意義は？／POCUS（「ちょいあて」エコー）−機器の充実とcompetency training（2021.10. 27／貫和敏博）
• No.165　ACE2を介したSARS-CoV-2感染を増強させるレクチン／T細胞性炎症の火消し役としてのコレステロール代謝／ブレークスルー感染では感染前に中和抗体価が低下（2021.10. 22／南宮湖）
• No.164　イスラエルでのコロンワクチン3回目接種 -Booster効果の実際は？／従来型コロナウイルス感染症の既往が形作るCOVID-19の臨床経過-スパイク蛋白SIIとSIの差の意味／SMNを利用した呼びかけはコロナ流行の抑制に役立つのか-FB使用者数千万人での解析（2021.10.13／坂上拓郎）
• No.163　EGFR陽性NSCLC治療にはエクソンより構造機能による評価／SCLCの転写調節因子YAPが新たな治療標的へ／高齢者血圧コントロールは強化すべき？！（2021.10.6／石井晴之）

9月

• No.162　経口薬と腸内細菌叢の思わぬ関係／蛋白質コード領域内のミニサテライト／正統派COVID-19ワクチンの実力（2021.9.29／TK）
• No.161　細胞質内で二本鎖DNAを検知するAIM2がPANoptosisと宿主防御を促進／CRISPRを用いたin vivoスクリーニング：免疫系と腫瘍細胞の相克の実際／ファイザー新型コロナmRNAワクチンの安全性評価（イスラエル）（2021.9.22／後藤慎平）
• No.160　HPV特異的な抗体は頭頸部癌でどのように腫瘍免疫を修飾しているのか／白斑はなぜ局所的に発症するのか／移動式脳卒中ユニットを使用した早期治療介入の有効性（2021.9.15／小山正平）
• No.159　自然免疫cGAS-STING経路の新研究／ドライバー遺伝子変異で発癌するのに必要なクロマチンプログラム（oncogenic competence）／希少症例から明らかになったパピローマウイルス感染防御に必要なNK細胞（2021.9.8／鈴木拓児）
• No.158　蛋白質立体構造予測ソフトAlpha Fold 2−画像，翻訳AIに共通する機械学習Transformerとは？／ICI増強腸管microbiomeの実態はNOD2・peptidoglycan系である−臨床応用の可能性は？／Alzheimer治療薬抗Aβmonoclonal抗体Aducanumab承認を巡る議論を考える（2021.9.2／貫和敏博）

8月

• No.157　空間トランスクリプトームという技術革新／人獣共通感染症であるH7N9インフルエンザウイルスにかかりやすい集団／Covid-19 mRNAワクチン後の心筋炎の病理像（2021.8.26／南宮湖）
• No.156　免疫療法を受けた肺癌患者における腫瘍抗原特異的リンパ球の発現遺伝子プロファイリング／線維化病態におけるTGFβ2とTGFβ3の役割／トランスサイレチンアミロイドーシスを生体内遺伝子編集で治療する（2021.8.12／坂上拓郎）
• No.155　SARS-CoV-2変異株感染拡大と人の流れ／不老不死にはVEGFシグナル伝達維持が大きいかも／Covid-19治療薬としてJAK阻害薬への期待（2021.8.4／石井晴之）

7月

• No.154　肺癌組織内には4種類のマクロファージ・単球分画，そのうち肺胞マクロファージが肺癌の腫瘍形成を援助している／中枢神経の骨髄球の由来／前向きコホートによるCOVID-19mRNAワクチンの効果（2021.7.28／TK）
• No.153　SARS-CoV-2感染1年後の免疫記憶は変異株にも有効？／老化細胞を除去すればコロナウイルスによる致死を回避できるかも-老化と炎症の連携理解に必読／Ruxolitinibによる慢性GVHD第三相臨床治験／「iPS細胞ｘ臓器チップｘPCD」疾患モデル（2021.7.21／後藤慎平）
• No.152　高脂肪食が薄毛を引き起こす理由が明らかに／肺腺癌の免疫逃避に関わる新たな分子A20の発見／尋常性乾癬の新たな抗体薬ビメキズマブ（2021.7.14／小山正平）
• No.151　COVID-19剖検臓器の単核RNA解析／肥満を支配するマクロファージとPDGFcc／ALアミロイドーシスへの新しい治療（2021.7.7／鈴木拓児）
• No.150　肝転移巣での自然免疫NK細胞と伊東細胞（肝星細胞）−転移の抑制・亢進の機序／mRNAワクチンのハイブリッド免疫とは？／KRASG12C阻害薬-2nd lineとしての有効性と耐性解析（2021.7.1／貫和敏博）

6月

• No.149　COVID-19後遺症解析-対照設定をどう議論？／OAS-1機能獲得変異と低γグルブリン血症・肺胞蛋白症・自己炎症性疾患／妊娠女性における mRNA COVID-19 ワクチンの安全性に関する最新報告（2021.6.25／南宮湖）
• No.148　COVID-19後遺症の系統的かつ包括的な特徴づけ／デングウイルスに対する抗体の糖鎖修飾で予後を予測する／ネッタイシマカ共生細菌の力を借りてデング熱の流行を制御する（2021.6.16／坂上拓郎）
• No.147　scRNAseqが明らかにする線維芽細胞の多様性と疾患特異性／レジオネラは感染細胞の小胞体を改変しながら増殖している／「良性」疾患における体細胞変異（2021.6.2／TK）

5月

• No.146　ハンセン病治療薬クロファジミンがSARS-CoV-2に有効な可能性／MAO-A阻害薬は免疫チェックポイント阻害薬として使えるかも／米ノババックス社SARS-CoV-2ワクチンの第2相試験（2021.5.26／後藤慎平）
• No.145　髄膜リンパ管を介したβアミロイドのクリアランスを利用したアルツハイマー治療戦略／チェルノブイリ原発事故から35年―ゲノム解析から明らかになった被曝の影響／TSLPを標的とした重症喘息に対する新たな治療選択肢（2021.5.19／小山正平）
• No.144　新しい肺癌抑制遺伝子AMBRA1／スロバキアでの全国的な新型コロナウイルス抗原検査による感染抑制効果／結核の4カ月間治療の新しいレジメン（2021.5.12／鈴木拓児）

4月

• No.143　Trial Pathfinder（Emulation by AI program）で検証するNSCLC臨床試験の適格条件／喫煙者肺になぜIPFが惹起されるか：シトルリン化という慢性線維化変化／Adenovirus vectorによるSARS-CoV-2ワクチンと血栓性血小板減少症（2021.4.28／貫和敏博）
• No.142　南アフリカでのSARS-CoV-2変異株の正体／個体内の多様なウイルスはどのように伝播していくのか？／人工呼吸器管理中の鎮静薬の選択（2021.4.23／南宮湖）
• No.141　Less is more？引き算的思考によるイノベーションは難しい／コロナ変異株の拡がりと影響を推定する／急性呼吸不全例の酸素化目標値High＆Low（2021.4.14／坂上拓郎）
• No.140　オルガノイド移植による新たな治療戦略／抗体のナノケージ組立て可能に／ソタテルセプト併用によるPAHへの期待（2021.4.7／石井晴之）

3月

• No.139　癌細胞の解糖能と免疫療法の効果との関係／T細胞を程よく活性化する分子機構／COVID-19患者はいつまで隔離すべきか／アトピー性皮膚炎の全体像（2021.3.31／TK）
• No.138　ヒト化マウスを用いた抗SARS-CoV-2経口内服薬開発／IL-10の相反する作用を分離／週1回肥満治療薬の第三相臨床治験（2021.3.24／後藤慎平）
• No.137　癌に加担する裏切り者の脂質ーTregの脂質代謝変化／抗リン脂質抗体が血液凝固を誘導するメカニズムが明らかに／COVID-19入院患者に対するBamlanivimab単剤の有益性は証明され（2021.3.17／小山正平）
• No.136　がん細胞の染色体粉砕（クロモスリプシス）から遺伝子増幅へ／マクロファージの凝集は血栓の様に組織修復するが癒着の原因／Covid-19患者に対するバリシチニブとレムデシビルの併用療法（2021.3.10／鈴木拓児）
• No.135　COVID-19感染肺BALデータからどう肺炎病態が推測されるか？/ヒト肺腺癌細胞株A549細胞のSCIDマウス肺移植転移モデルをCRISPRi/a lineage解析すれば？/COVID-19治療薬（Dexamethasone、Tocilizumab）臨床試験成績の背景を考える（2021.3.3／貫和敏博）

2月

• No.134　肺扁平上皮癌の新しいドライバー遺伝子／代謝変化による細菌の新規耐性機構／ANCA関連血管炎の新しい治療法（2021.2.25／南宮湖）
• No.133　ヒトゲノム計画完了から20年／現代にネアンデルタール人の大脳を蘇らせる／COVID-19既感染者は再感染するか（2021.2.17／坂上拓郎）
• No.132　SARS-CoV-2免疫維持はどれくらい？／mRNA-1273ワクチンへの期待（2021.2.13／石井晴之）
• No.131　COVID-19の嗅覚障害-revisited／オックスフォード大・アストラゼネカ社製COVID-19ワクチンに期待できること-MAITの機能？／間質性肺疾患合併肺高血圧症の新たな吸入療法-PG-I₂誘導体（2021.2.3／TK）

1月

• No.130　出生時に活性化して新生児の呼吸を守る脳幹ペプチドPACAPと延髄呼吸中枢／免疫細胞にも「ワーブルグ効果」？／CRISPR-Cas9の臨床治験（2021.1.27／後藤慎平）
• No.129　動脈硬化病態への抗体誘導解析から治療へ？／老化防止（senolysis）の鍵は，リソソームpH調節GLS1の阻害？肺線維症は？／心筋ミオシンを標的とした心不全治療のエビデンス（2021.1.20／小山正平）
• No.128　携帯電話の位置情報による米国COVID-19追跡のビッグデータ解析結果／低酸素ストレスから肺を守るメカニズム／母子間で伝播することが判明した小児の肺の癌の報告（2021.1.13／鈴木拓児）

12月

• No.127　メダカ社会生活反応遺伝子Neuropeptide Pth2の機能－こんな実験あり？／小脳核のEvoDevo解析と認知機能関与？／パーキンソン病へのFUS（集束超音波視床下核破壊治療）（2020.12.30／貫和敏博）
• No.126　抗ウイルス効果を高める新しい抗体改変方法―FcγRの考慮も重要？／SARS-CoV-2 D614G変異型の感染伝播力とは？／SARS-CoV-2に対するmRNAワクチン2種のPhase I治験（2020.12.23／後藤慎平）
• No.125　ヒトがん細胞株の転移様式をカタログ化する／ヒトが持つ既存のSARS-CoV-2に対する液性免疫／トシリズマブとCOVID-19－七転八起？（2020.12.16／坂上拓郎）
• No.124　LTβRシグナル伝達は新たな慢性気道炎症の治療ターゲットへ／呼吸器ウイルス感染とNLRPインフラマソーム（2020.12.9／石井晴之）
• No.123　ヒト肺細胞の全容を図示する／CAT T細胞の抗原認識を正確化する遺伝子工学／気管支拡張症の新規治療法（2020.12.2／TK）

11月

• No.122　肺炎後に線維化を来す悪玉分子ADAMTS4／肥満細胞とIgEを介した子宮内でのアレルギー移行／ALK肺癌の新しいプレーヤー（2020.11.26／南宮湖）
• No.121　コロナウイルス・スパイク蛋白の免疫，感染性，そしてmRNAワクチン：非感染者が持つ交差反応性T細胞／ウイルス侵入を促進させるNeuropilin-1：嗅覚異常と関連？／Moderna社mRNAワクチン第I相臨床試験（2020.11.18／小山正平）
• No.120　CD4+T細胞（2型免疫）に対するTGF-βの作用と免疫療法／若年感染という途上国でのCovid-19（インドにおける大規模解析）／裁判所からの召喚に応じさせるためのちょっとした工夫と米国の闇／Covid-19に対するレムデシビルの最終報告（2020.11.11／鈴木拓児）
• No.119　Aerocyteの同定と驚きの形態：肺胞毛細血管内皮細胞で哺乳類特異？／難治癌治療に必要な癌物理特性を考慮する発想／術後AdjuvantとしてのOsimertinibの明瞭な効果（2020.11.4／貫和敏博）

10月

• No.118　SARS-CoV-2ワクチンレースの最前線／チンパジーも歳を取ると性格が丸くなる／自己免疫性PAPに対する吸入GM-CSF（第2弾）（2020.10.28／南宮湖）
• No.117　線虫における子孫への嫌な記憶の伝達／細胞内脂肪滴による自然免疫調節／重症COVID-19でのゲノムワイド関連解析ーChr3のあのNeanderthal由来遺伝子座（2020.10.21／坂上拓郎）
• No.116　内皮細胞SLIT2が腫瘍の転移促進に関与／SARS-CoV-2のスパイクに蝶番があった（2020.10.14／石井晴之）
• No.115　インフルエンザワクチンを毎年接種しなければならない理由／性決定遺伝子Sryの新規エクソン発見とこれまで間違っていた教科書的事実（2020.10.7／TK）

9月

• No.114　足場の工夫で恒常性を持った人工ミニ腸を作製／I型インターフェロン中和抗体保有者はCOVID-19重症化？／KRAS G12C阻害薬のPhase I治験結果（2020.9.30／後藤慎平）
• No.113　腫瘍の形や浸潤は機械的因子によっても調整される／腸内細菌と免疫チェックポイントの効果をつなぐ鍵「イノシン」（2020.9.23／小山正平）
• No.112　高齢者で蓄積するメチルマロン酸が癌進展の原因か？／国際プロジェクトGTEx (Genotype-Tissue Expression)の成果発表／気管切開カニューレをいつ抜去するか？（2020.9.16／鈴木拓児）
• No.111　C9orf72変異惹起性ALS/FTDにはSTING阻害が有効？／待ってました！Systems biologicalなCOVID-19罹患患者免疫状況解析／欧州（EU）風肺線維症の捉え方はいかが？（2020.9.9／貫和敏博）
• No.110　cDC1は腫瘍免疫応答においてマルチタスクをこなしている／非薬物介入による新型コロナウイルス対策をSerial intervalから検討する／RET融合遺伝子陽性非小細胞肺癌におけるSelpercatinibの有効性（2020.9.2／坂上拓郎）

8月

• No.109　SARS-CoV-2に対する強力な中和抗体のワクチン化への期待／ビスホスホネート製剤の使用指針どうなる？（2020.8.26／石井晴之）
• No.108　新型コロナ対策に有効な政策は？／自然免疫の新たなプレイヤー：クロマチン結合蛋白BAF（2020.8.19／TK）
• No.107　ENCODE Phase3：その臨床面の活用は？／長期化するCorona pandemic：その対応に必要な視点は？／コロナに先行するRSVワクチン，抗体の臨床試験2報（2020.8.5／貫和敏博）

7月

• No.106　IL18デコイ受容体は次の免疫チェックポイント？／Rab32が細胞内でイタコン酸を運搬しサルモネラを攻撃する／バロキサビルのインフルエンザ家庭内接触者に対する予防投与（2020.7.30／南宮湖）
• No.105　脳血液関門を介した血漿蛋白取り込みは加齢とともに低下するーALPLが関与？／髄膜播種に見られるがん細胞の鉄利用ーlipocalin2高発現／末梢血中の滑膜由来細胞で関節リウマチの増悪を予測する（2020.7.22／小山正平）
• No.104　運動により加齢脳認知機能の改善を引き起こす血液因子の同定／HEM1遺伝子異常による免疫不全症／アトピー性皮膚炎に対する抗IL-31RA生物学的製剤（2020.7.15／鈴木拓児）
• No.103　老化細胞標識uPARを標的とするsenolytic CAR-T療法，肺線維症への応用は？／Covid-19で報告される川崎病様症例とは何か？（2020.7.8／貫和敏博）
• No.102　SARS-CoV-2を合成する／COVID-19流行対策の数理学的検証／医師のバーンアウトを防ぐために（2020.7.1／坂上拓郎）

6月

• No.101　携帯電話情報からのCovid-19感染拡大防止へ／森は｢惑星の肺｣である（2020.6.24／石井晴之）
• No.100　関節リウマチの悪玉線維芽細胞と血管との関係／オス鳥の羽が華やかなのはどうしてか／レムデシビルcompassionate use報告，日本症例の効果は？（2020.6.17／TK）
• No.99　日本のDry LabによるOncogene多発変異の実態解析／Barcoded酵母・枯草菌芽胞による多様な追跡？／MET exon 14 skipping変異陽性NSCLCにtepotinibが有効（2020.6.10／貫和敏博）
• No.98　無症状・軽症のCOVID-19においても上気道からの盛んなウイルス排出が証明されたグランザイムAによる新たなピロトーシス誘導のメカニズム（2020.6.3／小山正平）

5月

• No.97　剖検肺の解析から明らかになってきた新型コロナウイルス感染（Covid-19）の血管病変の怖さ，Covid-19の集団感染の報告およびICU入室重症例の報告（2020.5.27／鈴木拓児）
• No.96　脳（扁桃体・室傍核）による脾臓免疫制御が証明された？／RSウイルスへの人工immunogenのvaccine設計と中和抗体誘導／肝細胞癌においてもICI＋抗VEGF抗体併用が有効（2020.5.20／貫和敏博）
• No.95　世界規模でのワクチン接種の意義とは／COVID-19に対するカレトラ^®の結論（2020.5.13／石井晴之）

4月

• No.94　地球温暖化による生態系の破滅は地域全体で突然一気に起こる／抗腫瘍効果と抗炎症効果の二兎を追うBET阻害薬（2020.4.29／TK）
• No.93　Tau蛋白運搬のLRP1は認知症創薬にどう貢献するか？／がん細胞異常ゲノム構造を説明する力学的BFB論／TAAR1 agonistのSchizophrenia第II相臨床試験が有効（2020.4.23／貫和敏博）
• No.92　COVID19重症例に対するレムデシビルの効果は？／リキッドバイオプシーによる肺癌の早期診断へ一歩前進（2020.4.15／小山正平）
• No.91　COVID-19の猛威継続，３Dスフェロイド培養におけるCRISPRがん遺伝子スクリーニング（2020.4.8／鈴木拓児）
• No.90　Dry LabでTCGAデータベースから発癌関蓮微生物を同定する/Variant allele frequenciesと未病/なぜVapingはタバコを吸わない若者に拡がるか？（2020.4.1／貫和敏博）

3月

• No.89　ピロトーシスによる抗腫瘍効果がICIと共に治療標的へ／COVID-19は季節性をもつのか（2020.3.25／石井晴之）
• No.88　新型コロナウイルスのスパイク構造が明らかになった／制限的酸素療法conservative oxygen therapyは本当に有用か（2020.3.18／TK）
• No.87　組織特異2型自然リンパ球ILC2の理解はICI治療に応用できる？／ヒトnoncanonical ORFとbicistronic蛋白／フォイパンはコロナに効くの？（2020.3.11／貫和敏博）
• No.86　新しいがん組織physical論：がん細胞への圧迫がPFKを活性化／腸内細菌が骨髄移植の死亡率や肥満発症リスクにつながる（2020.3.4／小山正平）

2月

• No.85　COVID-19の猛威継続／降圧薬に抗癌効果？／ナノ粒子による新規インフルエンザワクチンの開発／電子たばこ関連肺傷害（EVALI）の原因はビタミンEアセテートか？（2020.2.26／鈴木拓児）
• No.84　恐怖の実データ！喫煙習慣による気道上皮細胞変異解析／LARRY法による数十万単一細胞シーケンスでの血球細胞分化追跡（2020.2.19／貫和敏博）
• No.83　コロナウイルス最新情報／がんの進化的軌跡が明らかになる／肺癌死亡率に寄与する低線量CTスクリーニング（2020.2.12／石井晴之）
• No.82　新型コロナウイルスの最新情報／腸内細菌を遺伝子操作してミツバチを守る「ハイテク農業」（2020.2.4／TK）

1月

• No.81　癌組織の三次リンパ構造（TLSs）存在はICI奏功性に関連する／固形腫瘍へのCAR-T療法（CARVac）／中国CDCは武漢Outbreak 1カ月で新規2019-nCoVを分離，塩基配列報告（2020.1.28／貫和敏博）
• No.80　すでに見えてきた新たなKRAS阻害薬が抱える耐性化の課題／チェックポイント刺激による自己免疫制御の可能性（2020.1.22／小山正平）
• No.79　発癌機構とは異なる炎症組織における体細胞遺伝子の変異（2020.1.15／鈴木拓児）
• No.78　結核感染予防にBCG生ワクチン静注？／薬剤探索high throughput screeningにsci-RNA-seq／OsimertinibのOSはNon-Asianでより良好？（2020.1.8／貫和敏博）

12月

• No.77　腫瘍内の幹細胞様T細胞？？／電子タバコvapingの肺傷害（2019.12.26）
• No.76　胎児性脳腫瘍ETMR：発がん機構の全体像／マイクロバイオーム：細菌から放出される小分子を解析する段階に突入（2019.12.18）
• No.75　Obama大統領BRAIN Initiative 6年後：驚異の顕微形態的電気生理学技術／毛包幹細胞とリンパ管連携／Shattuck lectureと中村哲先生（2019.12.13／貫和敏博）
• No.74　フェロトーシス誘導のもう1つの鍵 FSP1。新たな癌治療戦略となるか？／食事でGVHDが予防できる？（2019.12.4）

11月

• No.73　グルタミン阻害で癌治療？　癌細胞を押さえ，T細胞を活性化する／糖尿病薬で心不全治療？／肺癌に対するPD-1／CTLA-4阻害併用治療（2019.11.27）
• No.72　Undruggable KRAS変異を突破した分子標的薬AMG510は腫瘍免疫にも併用効果／Down症候群改善のISR修復への機構はAlzheimer病への創薬となるか？／Apple Watchのwearable脈拍モニターによる心房細動診断臨床試験（2019.11.20／貫和敏博）
• No.71　がんゲノムプロファイリングは転移性腫瘍の情報も追加へ／小細胞肺癌の治療標的はDHODH（2019.11.13）
• No.70　免疫チェックポイント阻害療法にはヘルパーT細胞を刺激するMHC-IIネオ抗原が大事／麻疹感染の恐怖！既得抗体がなくなる？（2019.11.6）

10月

• No.69　Stochastic ageing trajectories確率論的加齢軌跡という老化の考え方／患者個別ゲノム医療の意義は？（2019.10.31／貫和敏博）
• No.68　タバコはなぜ糖尿病発症を促進するか？脳と膵臓の繋がり？／スフィンゴシン-1-リン酸～治療標的としての可能性～（2019.10.23）
• No.67　膵管癌に真菌が関与？樹状細胞が潜在型TGF-βを活性化してメモリーT細胞を形成（2019.10.16）
  
• No.66　癌組織WGS必須のDrug Rediscovery Protocol／Progressive Fibrosing ILDへのNintedanibの効果（2019.10.9／貫和敏博）
• No.65　p53の腫瘍抑制にα-ケトグルタル酸が関与／宿主表現型を変えるマイクロバイオーム（2019.10.2）

9月

• No.64　CAR-Tで心筋線維症を治す？／線虫を使ったオーファン抗オピオイド機構の解析（2019.9.25）
• No.63　抗がん剤の効果はoff targetが多い？　PreclinicalではCRISPR-Casによるtarget deletionで確認が必要！（2019.9.18／貫和敏博）
• No.62　日本発！肺胞蛋白症に対するGM-CSF吸入療法のNEJM報告／電子たばこに関連する重篤な肺障害の報告相次ぐ（2019.9.11）
• No.61　癌細胞は肺転移するときにII型肺胞上皮細胞を利用する？／アナフィラキシー反応に関わる高親和性IgE産生とT_FH13細胞の発見（2019.9.4）

8月

• No.60　多発性硬化症に見られるsurrogate peptideを認識するCD8 T細胞は炎症抑制に関与する/脳弓領域への脳深部刺激療法が過去記憶をFlashbackする（2019.8.28／貫和敏博）
• No.59　胸膜中皮腫にはフェロトーシス促進が有効か？：新たな抗腫瘍活性のターゲット（2019.8.21）
• No.58　切らないCRYSPRが筋ジスを治す？／イヌの性器腫瘍は5000年を生きる？（2019.8.7）

7月

• No.57　肺扁平上皮癌浸潤より早期に宿主免疫回避反応がみられる／Ceramide合成阻害は糖代謝異常の創薬となるか？（2019.7.31／貫和敏博）
• No.56　T細胞の分化や機能はミトコンドリア代謝経路で決まる？／免疫による痛みの増悪ー新たな治療標的ー（2019.7.24）
• No.55　COPDの急性増悪患者におけるCRP検査に基づいた抗菌薬処方／免疫チェックポイント阻害薬の標的細胞である疲弊T細胞のメカニズムの解明（2019.7.18）
• No.54　UGDHリン酸化とSNAI1（Snailともいう）発現亢進が肺腺癌多発転移機序？/自己免疫性膜性腎症へのリツキシマブの効果（2019.7.16／貫和敏博）
• No.53　薬剤治療効果にも腸内マイクロバイオームは関わっていた／抗結核薬ベダキリンの肉芽腫病巣に有効な理由は？（2019.7.3）

6月

• No.52　血液で癌の患者を見つけ出す（2019.6.26）
• No.51　中枢神経感染症の診断と治療にメタゲノムシークエンスデータが有用／組織破壊をもたらす線維芽細胞のサブセットの発見（2019.6.19）
• No.50　腫瘍組織Treg細胞中のCBM複合体機能部分阻害がIFN-γを介してICI効果を増強する（2019.6.12／貫和敏博）
• No.49　体内の細菌叢と様々な疾患（ヒトマイクロバイオームプロジェクト第2段階）／中国北東部で新たなウイルスによる感染症が発症（2019.6.5）

5月

• No.48　シャルコー・ライデン結晶融解が喘息・鼻炎で抗炎症効果？/SSc随伴性肺線維症にもnintedanibは有効（2019.5.29／貫和敏博）
• No.47　癌治療戦略に癌抑制遺伝子RB，PTEN経路の再活性化？/ICI治療に抗TNF抗体の意義は？（2019.5.22）
• No.46　免疫チェックポイント阻害（ICI）に関する2つの報告－FerroptosisとCD80（2019.5.15／貫和敏博）
• No.45　高Indel変異癌はICIが効きやすい？/先制抗ウイルス治療でHCV陽性ドナーからの肺移植が可能？（2019.5.8 令和第1号）

4月

• No.44　心不全HFpEFの機序はnitrosative stressによるIRE1α-XBP1系の抑制/皮膚加齢におけるCOL17A1低下と幹細胞競合/SGLT阻害薬は糖尿病性腎症・心血管障害を低減する（2019.4.24／貫和敏博）
• No.43　脳の掃除屋ミクログリアとCD22：認知症創薬への本命か？（2019.4.17）
• No.42　抗IL-5受容体抗体Benralizmab：稀少疾患HESへの適応拡大か？／InflammasomeとFunctional degradation（2019.4.10／貫和敏博）
• No.41　未治療肺癌組織の免疫回避の多様性：ICI治療における課題／スライド組織上でのシングルセル解析：次世代の病理学展開か？（2019.4.3）

3月

• No.40　抗真菌薬がcystic fibrosis治療薬？　病態機序からの逆転発想（2019.3.27／貫和敏博）
  
• No.39　肺には肺胞マクロファージ以外にも2つのマクロファージが。線維化抑制に重要？（2019.3.20）
• No.38　インフルエンザ：新機序抗ウイルス薬と新受容体同定／米国医師の仕事改革検証臨床試験（2019.3.13／貫和敏博）
• No.37　気管挿管時にバッグマスク換気は有用か？/白血球はCTCの付き添い/マウス初期器官形成のscRNAseq（2019.3.6）

2月

• No.36　臓器線維化への線維芽細胞機能shiftにPU.1が関与：そのDNA結合阻害薬の臨床開発は可能か？（2019.2.27／貫和敏博）
• No.35　Editor-in-Chief激論：禁煙には電子たばこがニコチン代替療法より有効？（2019.2.20）
• No.34　新規tetracycline系抗菌薬臨床試験/加齢・炎症・transposon・逆転写酵素阻害薬（2019.2.13／貫和敏博）
• No.33　癌免疫を誘導できる腸内細菌叢群の同定（2019.2.6）
• No.32　Fake newsとFacebook/ジアゼパムとGABA受容体（2019.2.1／貫和敏博）

1月

• No.31　サイトメガロウイルス再活性化予防の戦略ー既感染株に対する特異的抗体の投与（2019.1.23）
• No.30　Glioblastomaへの果敢な変異蛋白ワクチン療法/肺炎と心筋梗塞（2019.1.16／貫和敏博）
• No.29　サルコイドーシスに対するJAK阻害薬治療（2019.1.9）

12月

• No.28　STING agonistと癌治療（GSK）／Cancer survivorship（2018.12.26／貫和敏博）
• No.27　III期非小細胞肺癌に対するCRT後のデュルバルマブ，全生存期間でも有効性証明（2018.12.19）
• No.26　リウマチ肺の背景にMUC5B promotor rs35705950が関与する？（2018.12.12／貫和敏博）
• No.25　驚きの連続：遺伝子編集した人間の誕生／RNAから逆転写された変異DNAが組み込まれて増殖する恐ろしいアルツハイマー病／単糖のマンノース投与による癌治療（2018.12.5）

11月

• No.24　肺癌臨床試験：Brigatinib（ALTA-1L）とPembrolizumab＋抗癌剤（KEYNOTE-407）－そのポイントは？（2018.11.28／貫和敏博）
• No.23　低分子化合物による肺炎症の抑制－OGG1の作用と阻害剤の可能性／どこまで続く一細胞シークエンス（scRNAseq）による研究展開－妊娠中の母体と胎児の境界から見つかった新たな細胞群（2018.11.21）
• No.22　ビタミンDやω-3脂肪酸のサプリメントは癌死や心血管疾患死減少への効果はあるか？／食物アレルギー発症に新たな血管壁樹状細胞とそのmicrovesicleが関与？（2018.11.15／貫和敏博）
• No.21　特発性肺線維症患者に対して「ニンテダニブとシルデナフィルとの併用」は効果があるか？（2018.11.7）

10月

• No. 20　Cystic fibrosis（delF508変異症例）への3剤併用臨床試験で塩素イオン，FEV1.0改善効果を証明（2018.10.31／貫和敏博）
• No.19　アスピリンの常識が崩壊／免疫抑制へ小胞体ストレス！多様な経路（2018.10.24）
• No.18　抗PD-1抗体投与のBiomarkerはTMBとGEPの組み合わせ／結核菌全ゲノム配列による抗結核薬投与前薬剤効果判定（2018.10.17／貫和敏博）
• No.17　小細胞肺癌発癌へのPARCB，神経内分泌系発癌の共通path／稀少疾患にまたもや自己免疫関与？ヒポクレチン神経自己抗原説（2018.10.10）
• No.16　いよいよ結核予防ワクチンは実用化されるのか？（2018.10.3／貫和敏博）

9月

• No. 15　2剤内服治療が睡眠時無呼吸に対して有望である可能性（2018.9.26）
• No. 14　グラム陰性細菌へのアリロマイシン系抗菌薬が開発/同一個体における膵癌と前癌状態のWES解析（2018.9.19／貫和敏博）
• No. 13　Circulating Extracellular Vesicles（注目のexosomeなど）は臨床にどう入るか？（2018.9.12）
• No.12　結核菌潜在感染（LTBI）の機序の一端が解明か？－Cy TOF法が開く新たな知見：慢性アレルギー性炎症としてのNasal Polypはbasal stem cellのIL-4/IL-13曝露記憶による病態だ－sc RNA Seqからの解釈（2018.9.5／貫和敏博）

8月

• No. 11  話題の腸内細菌叢のプロファイルは思いのほか早い段階ですでに決定されている？（2018.8.29）
• No.10  気道上皮細胞ionocyteの華麗なるデビュー－Single cell RNA Seqの呼吸器応用／PD-L1 on exosome－ICI responseのbiomarkerになるか？（2018.8.22／貫和敏博）
• No.9　千手観音のようなミトコンドリア：今度は免疫細胞の炎症反応（NLRP3活性化）にミトコンドリアDNA合成が関与（2018.8.16）
• No.8　TMB最高値の皮膚有棘細胞癌に対する6番目の抗PD-1抗体Cemiplimabの効果/Single-cell Mapping法の拓く新知見（2018.8.1／貫和敏博）

7月

• No.7　下気道感染症に対する抗菌薬の使用判断におけるプロカルシトニンの役割（2018.7.25）
• No.6　上皮細胞間，細胞接着機構シグナル交流・遺伝子発現研究へのモデル系提示（2018.7.18／貫和敏博）
• No.5　敗血症時のクロマチンリモデリングに関与するmiR222， Brg1（2018.7.11）
• No.4　抗IL-4受容体αサブユニット抗体（dupilumab）はなぜ喘息に有効なのか？（2018.7.4／貫和敏博）

6月

• No.3　がん治療の標的？　休眠状態のがん細胞に注目！（2018.6.27）
• No.2　アテゾリズマブの貪欲なcombinationの効果をどう考える？（2018.6.21／貫和敏博）
• No.1　喘息に神経内分泌細胞が絡む？　気道自然免疫細胞との新たな展開！（2018.6.17）
• No.0　連載にあたって：君はどの論文に興味喚起されるか？（2018.6.15／貫和敏博）